• 自然界にある植物や動物、鉱物のなかで、なんらかの薬効を持っているとして、長い間利用されてきたものを生薬(しょうやく)と呼んでいます。
    動物性生薬では、牛黄鹿茸麝香熊胆羚羊角の他に牡蠣 (カキの貝殻)、土鼈甲 (スッポンの腹甲)、竜骨 (古代の大型哺乳動物の化石)、反鼻 (マムシ)、阿膠 (ニカワ)、 蝉退 (蝉の抜け殻)、地竜 (ミミズ)、などがあります。


     牛黄
  • 牛黄は,牛の胆のうや胆管中に稀に発見する結石を乾燥させたもので,上薬に類別されています。
  • (製剤)
  • ドラゴン牛黄カプセル
  • ・牛黄純末
  • 霊黄参
  • ・霊黄参丸
  • ・人参牛黄散カプセル
  • 東方牛黄清心元
  • ・牛黄清心丸
  • ・太上安宮丸
 
     鹿茸
  • 鹿茸は中国やシベリアに生息する大型の雄鹿のまだ角化していない幼角を乾燥したものです。
  • (製剤)
  • 鹿茸カプセル
  • 霊鹿参
  • ・活命参
   
     麝香
 
      熊胆
  • ツキノワグマ、ヒグマ、又はその近縁の熊の胆嚢を乾燥させたものです。
  • 動物の胆嚢を薬として用いる歴史は大変古く中国の古書「神農本草経」にも記されています。
  • (製剤)
  • ・保寿熊胆丸 
    
      羚羊角
  • ウシ科サイガレイヨウの角を粉末にしたものでケラチン(角質タンパク)、リン酸カルシウムなどを含みます。
  • (製剤)
  • 能活精