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  • ●熊笹
  • 竹や笹は古くから繁栄と長寿の象徴として扱われてきました。
  • 竹や笹はイネ科の植物に属し樹木の性質と草の性質を併せ持つユニークな植物です。
  • 筍が食用にされる孟宗竹は一日に1mも伸びる驚くべき成長力を持っています。
  • 竹や笹の寿命は120年ともいわれ最後に花を咲かせ実をつけ世代交代を行います。
  • 地上部は毎年のように再生を繰り返しますが地下茎は120年間生き続けるほど強い生命力を持っています。
  • 熊笹は隈笹とも書きますが、隈笹は夏までの緑の葉が秋には白い縁取りができることからついた名前といわれています。
  • 一方熊笹はクマザサの茂る場所によく熊が現われて食べることからついたといわれます。
  • 熊は冬になるとたくさんのエサを食べて冬眠しますが、このとき熊笹もたくさんたべると言われています。
  • ●葉緑素
  • 熊笹からの抽出液(ササヘルスサンクロン)はいろいろな有用成分を含みますが特に特徴的なのは葉緑素です。
  • 熊笹の葉緑素はそのポルフィリン環の中心にマグネシウムシオンが存在しています。
  • これを銅(サンクロン)や鉄(ササヘルス)に置き換えることで安定化されます。
  • そしてフィトール基をはずすことにより脂溶性のクロロフィルから水溶性のクロロフィリンになります。
  • 一般の植物に含まれている葉緑素は脂溶性のクロロフィルです。
  • 青汁、大麦若葉、クロレラ、スピルリナも同じ脂溶性のクロロフィルです。
  • 植物中の葉緑素は本来細胞の原形質にある「葉緑体」に含まれていますので葉緑素は細胞膜と葉緑体の二重の殻に閉じ込められています。
    熊笹抽出液は熊笹の細胞から原形質液を取り出し、さらに葉緑体から葉緑素を水溶性の形で取り出しています。
    前述のように葉緑素はマグネシウムイオンを含みますが、この形ですと酸や熱でとても変化しやすいため、サンクロンでは銅イオン、ササヘルスは血液と同じ鉄イオンに置換しています。
    ちなみに松寿仙(笹でなく松葉、このため口臭・体臭の効能は認可されていない)は銅です。
    葉緑素の効果を期待する場合は水溶性が有利です。
    しかし脂溶性葉緑素である大麦若葉・スピルリナ・クロレラにはミネラル、アミノ酸、繊維その他栄養成分が含まれますので個々のケースにより使い分け、または併用もお勧めすることがあります。